当施設は1999年に、温泉地として知られる下呂市の静かな山あいに開設されました。
2003年には認知症専門棟を増設し、2014年には近くにグループホームを開設しました。飛騨川沿いに広がる街を見渡し、四季折々の景色や鳥のさえずりを楽しみ、天然温泉のお湯に浸りながら、老いて傷んだ身体と心を癒します。そして専門的なリハビリテーションにより在宅への復帰を目指しています。
開設時から当施設を率いてこられた二村克理事長が2013年に亡くなられましたが、その後も職員は経験を蓄積し、さらなる技能の向上に努めています。
社会の高齢化や過疎化が課題ですが、あえてこの地の利を活かして、住民、行政、医療の組織などと助け合わなくてはなりません。どこに居ても穏やかに生活し、たとえ老いて旅立つことになろうとも、生きていて良かったと思えるような場を作りたいと思います。今後ともご指導ご協力を頂きますよう、心よりお願い申し上げます。

医療法人社団共寿会　理事長　水口　一衞